お知らせ
2013-08-14 09:41:00
~夏の祈り~
東日本大震災支援チェロコンサートⅢが、震災から2年5か月経った8月11日、市民会館にて開かれた。
今回は、岩手県大船渡市社会福祉協議会から震災パネル60枚を借用し、また土田さんが支援先で撮影した写真20枚も併せて会場内に展示した。時間の経過と共に人の記憶は薄れ、かの地が遠い国のできごとのように感じてしまうのは致し方がない、と思う反面、やはり同胞として忘れてはならないと思う。
日曜の日中にもかかわらず、約90名の人々が会場に足を運んでくれた。震災で難を逃れた故・舩渡洋子さんのチェロは、土田さんたちの尽力により甦り、昨年の紋別公演のあとから各地で音色を響かせている。様々な思いが込められた彼女のチェロに、土田さんは万感の思いを込めて弾く。悲しみの泪というよりは感動の泪が観客の心を大きく揺さぶった。
演奏そして語り、2時46分には中断して1分間の黙とうを捧げた。「できることをできる範囲で支援する」を念頭に始めたこの演奏会、遠い北の地から土田さんとともに支援を続けていきたい。今回の募金60,252円は、全額「じいたん子ども基金」に寄付いたしました。
ご協力を感謝申し上げます。
NPO法人紋別文化連盟 会長 佐藤 章