お知らせ
10月9日、認定NPO法人紋別文化連盟の荻野会長が、平成28年度文化連盟賞授賞者と第22回文芸オホーツク賞の選考結果を発表しました。
【文化功労賞】
安曇 恭彦氏(60) 紋別吹奏楽団団長 (NPO法人紋別文化連盟正会員)
紋別市生まれ。紋別北高等学校を卒業後、教職員を目指し教育大学に進学。昭和56年に紋別市沼の上小学校に赴任。中学校、高校と吹奏楽部に所属していたことから、同年、紋別吹奏楽団に入団し活躍。その後佐呂間小学校に転勤したが、平成3年に紋別小学校に赴任。平成4年に同校の児童による金管バンドの結成に携わり、11年間指導者として尽力され、平成11年の全道大会出場の礎を築いた。
さらに、平成18年に潮見小学校へ転勤となり、平成24年8月、紋小時代に培った指導力を活かして、同校金管バンドの結成に力量を発揮。平成28年3月の退職まで、約15年間金管バンドの指導者として熱心に児童の音楽教育に情熱を傾注した。
一方、平成9年から紋別吹奏楽団の団長として、地域に密着した音楽活動を実践され、吹奏楽の定着を図るなど、幅広く紋別市の音楽文化の育成、普及に尽力された功績に対しての受賞。
平成20年 紋別小学校金管バンド 文化奨励賞受賞
平成22年 紋別吹奏楽団 芸術文化貢献賞受賞
【芸術文化貢献賞】
紋別エッセイクラブ 代表者 平野 学氏(NPO法人紋別文化連盟正会員)
平成3年4月、8名の会員で創設。
初代代表の故・松田 貞夫氏と当時の北海道新聞社紋別支局長 北原 尭氏の指導のもと、道新かわら版「火曜日の食卓」にエッセイ作品を毎号発表し、月例会では会員同士で作品を批評し合うことで、筆力を上げることを目指した。一年間の研修を経て平成4年「文芸オホーツク」を創刊。紋別市内外から幅広いジャンルの掲載作品を一般公募することで、文学愛好者の底辺拡大と発表の場を提供してきた。
現在は、11名の会員が道新かわら版への作品発表と、文芸オホーツク創刊号からの編集を担当。忘れられてゆく地域文化の歩みにスポットを当てた特集を企画して、言葉による地域文化の伝承に努めるなど、地域の文芸・文化誌として広く市民の支持を受けている。 文芸オホーツクは、本年で25年間継続して発刊。
紋別地域における文芸・文化活動の発展に貢献された功績を讃えての受賞。
平成10年 文化奨励賞受賞
平成25年度、北海道地域文化選奨特別賞受賞(文芸オホーツク編集委員会)
【文化奨励賞】
読みきかせサークルわくわく 代表者 渡辺 玲子氏 (非会員)
平成12年結成。図書館や小学校での「読みきかせ」を通じて子ども達に本に親しみ、触れ合う機会を設ける活動を実践してきた。
図書館での絵本「読みきかせ」は、毎月第1土曜日(8月・12月を除く)。潮見小学校での朝朗読「読みきかせ」は、水曜日に行っている。そのほか、「としょかんクリスマス会」では会員手作りの人形劇を上演、また、7ケ月の赤ちゃんに絵本をプレゼントする「ブックスタート」事業では、お母さん達に読みきかせの大切さを伝授している。
幼少のころからの読みきかせは、明日を担う子ども達の読書力の向上に大きく寄与するものである。地域の読書活動の啓蒙と今後の活躍を期待しての受賞。
フラ・サークル紋別 代表者 佐藤 ヒデ氏(NPO法人紋別文化連盟正会員)
平成20年、フラダンス愛好者が互いの技術研鑽と広く市民にフラダンスの良さを知ってもらうことを目標に結成。
毎月3回を練習日とし、2回は講師を招いての練習日、1回は自主練習を行っている。練習日はいずれも水曜日。主な活動は年に1回の発表会や市民芸術祭や港まつり、公園祭りなど。また、地域の行事に積極的に参加してフラダンスの普及と啓蒙に努めている。
現在の会員は10名。健康増進につながるフラダンスは無理なく取り組めるので老若男女に人気があり、今後ますますの増加が見込まれる。地域のフラダンス活動の振興と今後の活躍を期待しての受賞。
レイアロハ・フラスタジオ旭川紋別教室 代表者 綿本 美代子氏 (NPO法人紋別文化連盟正会員)
平成23年、本格的なフラダンスの技術を習得するために結成。ゆったりとした動きの有酸素運動は、年齢に関係なく楽しむことができることが人気の秘密。
毎月2回、第2、第4月曜日にはインストラクターによる練習、第1・3月曜日は自主練習を行い技術の向上に励んでいる。文連主催事業や地域の行事へ積極的に参加。さらに児童館、興部食マルシェなどのボランティア活動も行っている。
現在の会員は9名。さらに、今後はフラダンスとウクレレといったハワイ文化をトータルに楽しむ活動にも取り組む予定であり、地域のフラダンス活動の振興と今後の活躍を期待しての受賞。
【第22回文芸オホーツク賞】
【最高賞】該当作品なし
【佳 作】エッセイ「昔ばなし」他1篇 大澤 満子氏(上藻別出身、札幌市在住)
【奨励賞】創作「嫁三人・秘薬」友納 ルイ氏(滝上町出身、札幌市在住)
【 〃 】エッセイ「祖母の薄荷畑を訪ねて」他3篇 森田 友子氏(紋別市在住)