お知らせ
NPO法人紋別文化連盟が年1回発行している「文芸オホーツク」の活動実績を認められて、このたび受賞が決まりました。
「北海道地域文化選奨」とは、
『地域に根ざしたユニークで優れた文化活動や文化支援活動を行い、それが実践者だけにとどまらずに、地域の文化振興に広く貢献している個人・団体(民間企業を含む)を顕彰し、その活動内容を広く道民に紹介することで、道内各地の文化活動をより活性化し、北海道の地域文化の振興に資することを目的として、平成5年度に創設』
平成25年度受賞者
〈北海道地域文化選奨〉1件
「江差町歴まち商店街協同組合」
〈北海道地域文化選奨 特別賞〉2件
1 中尾 仁彦氏 (函館在住)
2 NPO法人紋別文化連盟(文芸オホーツク編集委員会)
(受賞理由)
「平成3年に紋別エッセイクラブを母体に永続的な活動を維持するため、文芸オホーツク編集委員会が設置され、以降、「文芸オホーツク」の刊行を中心とした言葉による文化活動を継続し、地域に根ざした文芸誌として市民に定着している。
遠紋地域に縁ある人ならば誰でも投稿でき、地域の歴史や文化を掘り起こすその編集スタイルは、文芸誌による〝ふるさと文化の発信〝という地域おこしにつながるものとして、今後も市民とともに発展していくことが期待される」
受賞の知らせに佐藤会長は、
「長年の地道な活動実績を評価していただき感謝しています。これからも〝ふるさと文化の発信〝を言葉によって続けていきたいと思います」とコメントを発表しました。
受賞式は平成26年2月、選奨受賞者の江差町にて行われます。
H25年度 紋別文化連盟賞である芸術文化奨励賞と芸術文化貢献賞を下記に掲載します。
◎芸術文化奨励賞
全書芸貞城支部 (ぜんしょげいていじょうしぶ)
代表 米野 正俊 氏(NPO紋別文化連盟所属
平成18年4月、能登より紋別市に移住。同年6月「紋別市書道連盟」に加入。
平成18年7月、市内に書道教室を開設し、平成20年4月、旧紋別市文化連盟に加盟。家族的な触れ合いをモットーに生徒一般人を対象に書道を指導している。これまで、「紋別市民芸術祭」や「子ども書き初め展」をはじめ、全書芸の「全国書道コンクール」や「全国書き初め展」、「成田山全国競書作品大会」等に積極的に参加出品して多数の入賞者を輩出。人柄や仕事の手際良さ、組織運営にも手腕を発揮され、現在は書道連盟の中核的な役割を担っている。
平成19年には旧文化連盟副会長に就任し、会長を支え連盟運営にも大きく貢献。書家としての評価は高く、その実力は中央でも認められている。現在、読売書法会評議員、全日本書芸文化院常任理事、道東書道展幹事、NPO法人紋別文化連盟理事などを務めており、今後益々の活躍を期待しての授賞。
◎芸術文化奨励賞
バンブーバンブー
代表 小林 功男 氏(NPO紋別文化連盟所属)
平成18年5月、市内の尺八愛好者が集い「紋別尺八同好会」を設立。
平成21年4月、名称を「バンブーバンブー」と改名して、NPO法人紋別文化連盟に加盟。平成18年9月、「男組コンサート」に参加して以来、尺八の基礎及び技術研鑽を目的に「邦楽セミナー」などに参加して演奏技術の習得に励んできた。平成21年からは単独で「尺八セミナー」を開催して、東京より田辺頌山氏を招聘して厳しい指導を現在も継続して受けている。この指導により、めきめきと技術が上達して演奏の巾が拡がり、音色も数段向上した。
これまで「紋別市民芸術祭」や「邦楽演奏会」などに参加することにより自信を深めている。本年は、子どもたちにも尺八の楽しさを広めたいと「尺八子どもクラブ」の募集を行ったが、残念ながら開講には至らなかった。日本の伝統楽器である尺八の普及や新規加入者の促進にも努めており、今後益々の活躍を期待しての授賞。
◎芸術文化貢献賞
踊翆流剣詩舞鶴双会(ようすいりゅうけんしぶかくそうかい)
代表 菅原 富貴子 氏(NPO紋別文化連盟所属)
昭和39年踊翆流剣詩舞鶴双会を設立。昭和43年に旧紋別市文化連盟に加盟。
「紋別市民芸術祭」や「市内各流派吟剣詩舞交歓会」に毎年参加。さらに北見・札幌で開催する勉強会に出席し、剣詩舞の技術習得や研鑽に励み、昇段試験や会員交流会にも参加して、芸道を極めてきた。また、地域敬老会や演芸会、施設の慰問活動など地域に根差した活動を行い、剣詩舞の普及と発展に努めてきた。
平成7年には長年にわたる活動が認められて文化連盟「40周年記念特別賞」を受賞。平成15年には代表の菅原氏が「文化功労賞」を受賞しており、文化連盟に加盟して45年間、様々な行事に積極的に参加協力し、伝統芸能である剣詩舞の啓蒙と普及に努めてきた実績は顕著である。
これら地域芸術文化の発展に貢献してきた功績を讃えての授賞。
◎芸術文化貢献賞
紋別美術協会
代表 羽田 孝 氏
昭和58年10月、市内の美術愛好者と「双葉図画の会」、「花園絵画教室」の2団体12個人により、地域の美術振興を目的に結成。昭和59年より会員相互の交流と絵画人口の底辺拡大を目的に「美術協会展」を開催して現在に至っている。また、紋別市民芸術祭においても「市民美術展」を毎年開催して絵画の普及に努めてきた。
設立以来、美術愛好者の取りまとめ役として、東京に在住する紋別出身の美術家と連携しての「トリエンナーレ展」なども開催。各種展覧会においても個性あふれる会員の作品が多数入選。若手の台頭が見られ、本年から始まった「絵画子どもクラブ」の講師や「文芸オホーツク」22号の表紙絵作者は、いずれも地元の絵画教室の出身者である。長年にわたり、美術の普及と啓蒙に底辺拡大に努めてきた実績は顕著である。
これら地域芸術文化の発展に貢献してきた功績を讃えての授賞。